中国・北京と上海での実店舗、千駄ヶ谷ショールームの展開をしているRE/アールイーとは何も関係の無さそうなこの2つの場所。
ですが、自転車を通して自分らしい生活を実現して頂く事を目指す僕たちにとって訪れたいお店、そして体験したい事があり、2日間の出張へと出てきました。
愛知/名古屋
まず向かったのは愛知県名古屋市にあるCirclesさん。
REでもSIMWORKSの商品を中心にお取り扱いをさせて頂いております。
入荷まもなく完売となってしまう事も多々あり、お取り扱いさせて頂いているブランドの中でも人気が高いブランドの1つです。
Circlesさんは商品のみならず、お店が作りだす雰囲気自体にも非常に魅力があり、
そこに集まる人と物がカルチャーや文化を作っていくのだと実感ができる場所です。
お店の外観、ペイントが施された鉢、そして何よりバイクラックに掛けられた自転車たち。
自転車を見ているとその人の趣味や嗜好がそのまま反映されているのを感じます。
各所ドレスアップされていながらも、ギアとして使い込また「本物」の雰囲気。
洋服などもそうですが、キレイでうっとりするような物も勿論良いのですが、
こういった使い込まれてより雰囲気を増していくものにどうしても心惹かれます。
この乗り手に馴染んで、使い込まれて醸し出す雰囲気は、間違いなく自転車が持つ魅力の1つだと思います。
Circles代表の田中さんはアパレル出身との事で、RALなどのオリジナル以外にも、
PatagoniaやTEMBEA、Eanbeなどのセレクトも素敵な物がたくさんありました。
このようなワクワクするお店というのは造りあげるが本当に難しく、外装や内装などお店自体の雰囲気、並んでる商品、そして大事な、スタッフの方などの人の力。
何か1つでも欠けてしまうともうダメで、さらにはそこにご来店頂くお客様がいなくては成立しない。
業種によらずそういったワクワクを感じさせてくれるような本当に貴重で、Circlesさんは間違いなくそういったお店で、いるだけで本当に楽しかったです。
Patagonia のエプロンやEanbeのアロハなど個人的にも欲しい物が多くて、我慢をするが大変でした。
自転車に乗って、その先に待っている日常生活をどういったものにしていくか。
REに触れて頂く機会を持って頂いたお客様には、
素敵な場所で、素敵な商品に触れて、買った後の事を想像するとワクワクするような、
そんな体験をご提供するお店にしていきたいと改めて感じさせて頂く機会となりました。
そして、次に向かったのはKATO CYCLE PLUSさん。
こちらのお店はまたCirclesさんとは違う種類のワクワクを感じた場所でした。
KATO CYCLEさんは名古屋市の南に位置する自転車プロショップです。
名古屋に馴染みがある方であれば、この店名は聞いた事があるのではないでしょうか。
創業1946年。70年以上の歴史を持つ老舗店です。
そして、僕らが伺わせて頂いたのは、KATO CYCLE PLUSさん。
以前はお店の一画でオールドパーツを扱っていたのですが、今はプラスとして、お店から徒歩数分の場所で営業をされています。
公式HPでもKATO CYCLE PLUS(おじさんコーナー)と記載がされていますので、尊敬と親しみを込めて、ここでもおじさんと呼ばせて頂きますが、
80代になってもまだまだ自転車愛が止まらないといったおじさんの趣味、嗜好が詰まりに詰まったお店です。
所狭しと並ぶフレームやパーツ類。
ヴィンテージの車体はどれも個性がバラバラで1台1台見ていくと、何時間掛かるんだろうというほどの台数が並んでいます。
ETがいたり、Levi'sのジャージが並んでいたりと普通に商品が置いてあるだけなのですが、
本当に魅力的な商品ばかりでした。
よく古着を探しにいくときに「掘る」とか「ディグる」と言いますが、まさしくKATO CYCLE PLUSさんはそんなお店でした。
FUJI CYCLEのカレンダーには江口寿史のイラスト。額装されたCoca-Colaのパズル。
この空間を狙って作っているわけでなないのが、この雰囲気の大きな要因になっているのは間違いなく、だからこそ真似ができない唯一無二の空間になっていて、本当に素敵なお店でした。
店頭スペースでは無い、お店の奥も見せて頂きましたが、まだまだ色々と出てきそうでした。
名古屋では、CirclesさんとKATO CYCLE PLUSさんの2店舗に往訪させて頂きましたが、
共通している事は、「空間」も「物」も、そこにいる「人」の色が色濃く反映されている事。そして、それが共感を得ている事。
どちらのお店も快くお店を拝見させて頂き、改めての気づきがすごく多い出張初日となりました。
是非、皆様も機会があればお店に行ってみてください。
次回はDAY2の様子をお届けします。